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注射と糖尿病

08/15/2016

糖尿病で注射しているというと、まず思い出すのがインスリンです。

 

ですが、糖尿病はインスリンが出ていない人だけでなく、出ていても効きにくい人がなる病気であることはあまり知られていません。

 

インスリンが効きにくい人に効果が高いGLP-1という製剤注射薬が出ていて、数年前から使用可能になりました。

 

今回は注射のインスリンとGLP-1製剤について書いてみます。

 

 

GLP-1製剤

日本では2010年の製造承認が始まった新しい薬です。

 

この薬は小腸で食べ物の炭水化物に反応し、インスリン(血糖を抑えるホルモン)の分泌を促すとともにグルカゴン(血糖を上昇させるホルモン)の分泌を抑えます。

 

平たく言うと普通の人が食べ物を食べたときに身体の中で起こっている反応ですが、この薬を使うと、糖尿病の人が鈍くなっていがちな反応を鋭敏にする作用があります。

その効果は血糖が高いときに強く、低いときに弱いという非常に生理的な効き方をするのです。

また、効果はこれだけでなく、満腹感がすぐ得られ、食欲も減退するといわれます。

 

この薬の良いところは今までは一日一回の注射が必要でしたが、一週間に一回のタイプが登場し、非常に使いやすくなりました。

この薬でHbA1cが8以上の方なら2前後下がることを期待しています。

 

副作用は胃に食物を滞留させる作用があるので、吐き気、気分不良が時に起こります。

これは食べ過ぎを抑制する作用の裏返しなので、『目いっぱい食べるな』というサインを早めに出しているとも考えられますが、人によっては耐えがたいかも知れません。(当クリニックでは副作用で中止した例はありません。)

あと、腎機能が低下している症例には注意が必要です。

 

ちなみにグーグルで『GLP-1』にスペースを加えると、『ダイエット』の文字が上位に来ます。

 

 

インスリン

血液中のブドウ糖を脂肪に変えるホルモン。

作用時間の違いによって超速効型、速効型、中間型、持続効能型に分けられます。

 

使い分けは以下の通りですが、最近BOT( Basal Supported Oral Therapy )という概念が提唱されました。

 

伝統的には持続効能型1日1回に毎食前に打つ超速効型を組み合わせ、1日4回の注射を行う強化インスリン療法が最強とされていました。

最近はBOTで提唱されるように注射を行うのは持続効能型の1日一回のみで後は飲み薬に任せようという考え方に変わりつつあります。

 

・超速効型 食事の直前に打つ。超速攻型の名の通り、すぐに効くが、すぐに効き目が切れる。

 

・速効型  静脈注射が出来るので、病院での血糖コントロールに。超速効型が登場するまでは長らく食事の前に打つタイプとして使用していました。

 

・中間型  持続効能型が出現するまでは1日1回タイプの主役でした。現在は古くからインスリンの二回打ちをしている人ぐらいしか使っている人はいないかなと。

 

・持続効能型 中間型よりも効果の持続力を強化した製剤。一度打ったらずっと効く。でもすぐ効かない。

 

・混合型 超速効型または速効型と中間型または持続効能型の混合タイプです。

 1日二回でアバウトにコントロールするのに向いています。

 

 

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