top of page

当院でインスリンではなくGLP-1製剤を勧める理由 その2


 インスリンは毎日決まった量を打つので、決まった分だけ血糖値が下がります。インスリンの定期打ちが最高の効果を示すのは決まった血糖値の時に決まった食事をして決まった運動をする、食事から運動、睡眠まで規則正しい生活をしたときです。

言い換えると打つときの血糖値が一定でも、食べ過ぎれば思ったより血糖値は下がらず、食べなければ思いのほか下がります。動かなければ血糖値は下がらず、動きすぎれば思いのほか下がります。

血糖値は、上がったとしても500までなら日常生活で困るような症状はほとんど出ません。あっても『しんどい』『えらく喉が渇く』『トイレが近い』といったもので、痛い、苦しいというものではありません。

糖尿病で通院している患者さんで、『血糖値が500を超えている』状態が続くようなら、先生を変えた方が良いと言えるレベルです。病院にかかったばかりの患者さん、自分で勝手に薬を飲んでない患者さんならともかく、長らく通院している患者さんではまずあり得ない数字です。

しかし、血糖値が下がった場合、人によっては正常値の100前後でも『猛烈な空腹感』『発汗』『動悸』など興奮、恐怖症状が出始め、50ぐらいまで下がると『めまい』『昏睡』などの症状も出現します。そうなると救急車で病院に運ばれる事になります。

 そんな症状を起こすようになった患者さんが、インスリンをはじめとする薬を勝手にやめてしまった例を何度か見ています。そして、その選択は患者さんにとっても医療者にとっても最悪の選択です。できればそういうことはして欲しくないのです。 

 GLP-1製剤は単独では低血糖が出にくいので、そういうことは起こりにくいので管理が非常に楽なのです。

GLP-1製剤の特徴

利点

・血糖値が高いときには強く、低いときには弱く効果が出るので管理が簡単

・単独では低血糖を起こしにくい

・最長で週一回の注射でok

・打つ時期は1-2日ずれても大丈夫

・体重が多少減る

欠点

・効果は確実でない

・I型の人をはじめ、使えない人もいる

・副作用は吐き気・・数回打つと慣れるそうです・・

・体重が多少減る

・ちょっと高い(一本1,000円ぐらい(3割で))

インスリン製剤の特徴

利点

・打つ人を選ばない

・効かせたい量を調整出来る

・打つ量が増えると体重が増えやすい

欠点

・1日1-4回の注射が必要

・打つ時間は食前、寝る前など、決める必要がある

・打つ量が増えると体重が増えやすい

・打つ量が増えると低血糖を起こしやすい

最新のお知らせ
過去のお知らせ
タグ
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page