花粉症 (治療編)
花粉症(花粉アレルギー)の治療法にはざっと
・内服 ※
・注射 ※
・減感作療法
・点鼻、点眼 ※
・レーザー焼灼
などがあります。
※当院で対応している治療です。
それぞれの特徴をあげてみます。
※内服-対象療法(症状を抑えるだけで、症状が出る間は治療が必要)
抗ヒスタミン剤、漢方薬、ステロイドなど、ステロイドを除き、すぐに効いた気がしないのが難点。いずれも対症療法。
・薬を指定すれば、精神科でも肛門科でも処方可能
・初診なら内科、アレルギー科、耳鼻科など
※点鼻、点眼-対象療法
内服で局所症状が治まらない方。使っている間は割とよく効く。
*薬を指定すれば概ね何科でも処方可能
*初診なら内科、アレルギー科、耳鼻科、眼科など
・注射
ヒスタミン注射-対象療法
週1-2度通院し、6回程度の通院で3-4ヶ月効果あり。
→普通は、週二で通院するぐらいなら薬を飲むので当院では不採用
*アレルギー科、耳鼻科、内科(問い合わせが必要)
※ステロイド注射-対象療法 一回の注射で1シーズン効果が持続。
副作用もあるので使い方にコツが要る。誰にでも使える訳ではないので行っているところは少ない。
→だいたいの場合、飲み薬無しでひとシーズン過ごせるので当院でもファンも多い。
*内科、耳鼻科、アレルギー科(問い合わせが必要)
・当院では生理のある女性には行っていません。
・状態の悪い糖尿病、高血圧にも行っていません。
・鼻粘膜焼灼法ー根治療法(成功すれば花粉症が治る。)
鼻粘膜をレーザーなどで焼き焦がす。多くは効果が持続する。
→場合によっては数年に一度再手術が必要になることも。
*耳鼻科
・減感作療法ー根治療法
アレルゲン注射-但し半年は週一で通院、その後、月一で注射する必要あり。治るまで2-3年かかるのと、スギ花粉しか効かないのがネック。
*アレルギー科、耳鼻科、内科(問い合わせが必要)
舌下免疫法ー根治療法
舌の裏に花粉を極めて薄めたエキスを垂らし、1年目は2週に1度、その後は1ヶ月に1度を行う。
→治るまで2-3年かかるのと、スギ花粉しか効かないのがネック。
*アレルギー科、耳鼻科、内科(問い合わせが必要)
一般には毛嫌いされているステロイド注射ですが、当院では上記のように症例を選んで行っております。当院外来にてご相談下さい。