花粉症-花粉アレルギー (病院の選び方)
一昔前は花粉症という言葉もなく、専門家のみ知る病気でしたが、今では小学生でも花粉症という言葉を知っています。病気の認知度が広がるに従って患者数も激増した病気です。
昔は主に耳鼻科で診ていた病気ですが、医学部でも花粉症については講義がありますし、内科でもよく診る疾患です。眼の症状がひどければ眼科でも診察します。
で、花粉症は何科に行くのが良いの?、とよく聞かれます。
多くの人はどっちでもいいと思います。TVでアレグラのCMやってるぐらいですから、そのレベルで治まる人は病院に行く必要すらないかも知れません。
でも、やっぱり得意不得意は存在するので、使い分け方を書いてみます。
耳鼻科にいった方が良い場合
・耳鼻科でしか出来ない検査や治療をする場合。
吸引、鼻うがい、 レーザー治療など
眼科医に行った方が良い場合
・ 眼科でしか出来ない検査や治療をする場合。
内科に行った方が良い場合
・花粉症以外に薬を飲んでいたり、内科の病気がある場合。
どこでも良い場合
・花粉症だけでかかっていて、毎回同じ薬が処方され、症状も安定している場合。
→通院の手間がかからないところがおすすめ。
どの科で出す薬も名前が同じなら当然内容も同じです。耳鼻科のアレグラも内科のアレグラも違いは何一つ変わりません。
もうちょっと言うと、東大病院アレルギー科で出すアレグラと街の産婦人科でもらうアレグラも違いはありません。
『私はこの薬でないとダメ、だってあの薬を眠くなるし・・』と薬にもこだわる人なら、どの科、どの病院に行くかは全く関係ありません。
専門の先生でも違う薬を処方しようとすると『この薬にして下さい!』となるわけですから。
逆に腰痛で通っている整形外科の先生でも『花粉症なのでこの薬下さい』といえば処方してくれる先生は多いと思いますよ。
ただし症状に変化があったときに対応出来るかどうかは、その先生がどれぐらい多く引き出しを持っているかにもよります。(→ココ大事)