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なぜ、当院ではファイザー製のワクチンを使うのか?





 芦屋市の医師会より、ファイザー製ワクチンの在庫がなくなるため、モデルナ社製のワクチンを使用する旨通達が来ました。

このことを受け、当院ではモデルナ製が供給される期間(3/14-4/3)はコロナの追加接種を行わないことにしました。


 じつは私はモデルナ株を少し買っており、ちょっと損をしていると言うことも相俟って、モデルナを応援しております。

そんな私がなぜファイザー製のワクチンを使うのか?


『勿体ないから』

です。


 ファイザー製は1瓶あたり6人分を取れるのに対して、モデルナ製は10人分です。さらにモデルナ製に関しては追加接種の場合は半分の量で良いため、15人分取れる非常に効率の良いワクチンです。(本当なら20人分取れますが、ロスを勘案してこの数字になったそうです。)

ワクチンも注射器も、医師会を通じて無償提供してくれるので、当院はいくら余ろうが損しません。


 でも当院で接種される人数は1日3人ぐらいの時もあるので、そうなると廃棄する数がファイザーなら3人分でモデルナなら12人分、となってしまいます。

モデルナのワクチンはウチで使うには役不足なわけです。もっと大きな、何百人も集まるような舞台である集団接種でこそ、活かせるワクチンなんです。


ということで、当院ではモデルナ製ワクチンは使用いたしません。

勿体なくて使えません。

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