Medical Director

院長紹介

院長紹介 その2

大学病院の救命センターの患者さんは、急場を乗り切れば家の近くの病院やクリニック、または元いた病院に戻ってもらいます。

そこでは、事故後のリハビリなど、家にはまだ帰れないけれど、重症管理は必要でない期間を過ごします。

大学を去った私はそうした市中病院で、大学で学んだ糖尿病を中心とする一般内科外来を担当しました。

救命センターでは事故、急変の比率が高かったので、若かった患者層も市中病院ではぐっと高齢化しました。
ここではお年寄りの飲んでいる薬の多さを痛感しました。

病歴、通院歴が長い人ほどたくさんの薬を飲んでおられます。症状が増えると、当然薬も増えますが、今まで飲んでいた薬を減らすには説明が必要で、時間がかかる説明は時間の無い外来では避けがちになるからです。

救命センター時代のゼロベースの処方になれていた私は、不要と思われる薬を切りまくりました。

隣にある薬局に『先生勘弁して下さい』と言われるまで。

しかし、病院の経営陣からは特に文句は出ません。そうして院内処方では薬価差益はさほどないので巷に言われる『病院を設けさせるために医者は薬をたくさん出す』というのは、実は違う事が判りました。

 また、大学在職中に乳癌のため母親の介護をし、看取ったことから、在宅医療にも携わることになりました。いろいろな人がいました。

脳卒中で寝たきりになっている90歳を超えたおじいちゃんに『先生、胃瘻でも何でもして生かしてやって下さい』と言いながら、『私は自分に胃瘻なんかして欲しないですわ』と言い放つ家族。

『出来るだけの事をしてあげたい』と、成功率の低い手術を行って、結局病院から一歩も出ることなく亡くなられた先輩のお母さん。

自身で抗ガン剤の治療を希望したものの、副作用が強く、ガンの勢いも押さえられなくなってから『こんなんやったら抗ガン剤なんかやめといたら良かった』と言った私の母。

 上海で万博観覧中に旅先で倒れた父親を、日本に連れ帰るため、現地に赴いたこともあります。

現地で入院した父の担当医は中国生まれでアメリカで研修したという医師でした。アメリカ仕込みのせいか、薬の使い方も体の大きなアメリカ人合わせていたようです。日本でいうとものすごい量を使っていたことにもびっくりし、交渉して薬の量を減らしてもらいました。日本で循環器の先生に『救命センターの医師は点滴の量が大雑把』とよく言われましたが、私から見て4倍ほどの量を使っている薬を使っているアメリカ(中国?)の医療に比べると、日本の医療は繊細だなあと思いました。

 あと、中国は何でも安いわけではありません。入院費用は4泊5日で200万ぐらいしてました。これでも私が父を連れ帰ったので早く退院できた訳で、現地のペースで行けば2週間、一千万ぐらいはかかっていたでしょう。

 いろいろな患者さんを診察し、経験を積むにつれて自分が目指している事が見えてきました。人間の死亡率は100%で、生まれた人は必ず亡くなります。

目標・・・すなわちいつ死ぬか、寿命を意識した治療が必要なのではないかと。

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院長経歴

H6   近畿大学医学部卒業
同    同大学救命センターにて勤務
期間中に    

大阪府立千里救命救急センター
藤井病院 外科
関西医科大学 眼科
近畿大学医学部 内分代謝泌糖尿病内科

にて研修
H16  近畿大学医学部奈良病院

    救命救急センター講師
H18  田中病院 内科部長
H21  ロータスクリニック 院長
H27  ありがとう芦屋クリニック 開院

 

資格    

日本救急医学会専門医

日本内科学会 認定医
日本医師会 認定産業医

 

『医療の質とは、その技術がどのぐらい多く提供されたかによって測れるのではなく、その後の人生における目標、失意の緩和、機能の回復、機能障害の予防といった健康サービスから得られた結果により密接な関係がある』

 

-Lembcke PA-